今日、社会が企業を見る目は、大変に厳しいものがあります。企業は経済的存在でありながら、社会の中で共存をしています。社会の中で存続するには、社会の一員として、当然にその社会のルールを守らなければなりません。
社会のルールには「人権の尊重」、「広義のコンプライアンス」の2つの大きな課題があり、これらの積極的解決への実行活動が<企業倫理活動>といわれています。そして、これらを会社と社員が組織的に遵守するプログラムを整え、実際に行動をすることが極めて重要です。
「ルールを破る」=「社会の秩序を乱すこと」ですから、必然的に社会から退場を命じられます。退場を命じられる行為とは、<企業倫理>に背く行為です。
当社は、
以上を体系的に整備してまいりましたが、このたび<行動基準>における遵守すべき法令や人権の倫理事項をステークホルダー別に整理した<企業倫理行動規範>を制定致しました。<企業倫理>は、社会の中で企業として活動させて頂くための、最低限の遵守すべきルールです。役員及び従業員は、趣旨をよく理解され、業務行動の中にDNAとして住みつくまで、繰り返し誠実に学習をされますよう願うものです。
もちろん会社としては、趣旨の浸透と社員の理解の支援のために、資料を作成し研修を実施してまいります。
社会においても、事業活動においても、最も大切なものが「人」です。大切な「人」を尊重し、人権を守った経営の実行を推進するのは、当然のことであります。そして、人権を守るということは人種・国籍・言語・性別・地位・学歴・容姿その他を問わずあらゆる人を尊重することです。
コンプライアンスの概念は、時代の変化とともに大きく変化しております。
<コンプライアンス=法令遵守>の概念では、もはやコンプライアンスの意味を誤解しています。社会の企業に対する要請事項のうち、必須と考えられる部分が<法令>として制定されます。しかしながら、法令はあらゆる社会の要請の場面をカバー出来るわけではありません。そこに<法律さえ守れば何をしてもいい>という社会のルールの裏をかく行為が発生します。社会という組織体において、その要請に背く行為はいずれ淘汰されるもので歴史は、そのようになってきました。
私たちは、社会の要請に耳を傾け、これを反映した<社会規範>が変化するものであることを理解して、要請に応えるような企業でなければなりません。そして、<社内規程>には、社会のルールを反映させ、その規程の遵守によって社会のルールも守りながら、企業は継続的に繁栄し続ける。そんな会社を役員・従業員が一体となって築き上げ、タムタムの企業価値をより高めて、ステークホルダーとともに継続的な成長を目指していきましょう。
私たちは、お客様の満足を獲得し、<楽しい、おもしろい、ありがとうと言って頂ける商品とサービスの提供>を経営理念に掲げ、その実現に努めます。
私たちは、お客様の満足の獲得において、安全で快適な売り場環境の実現や企業倫理(人権尊重とコンプライアンス)の徹底が良質なサービスの提供以上に重要な課題であると認識しております。
私たちは、調達先とは公正・対等な立場をもって対応し、関係法令および契約を遵守して、透明な関係を築き、誠実に取引を行います。
私たちは当社の属する業界や競合する会社に対して、取引に関する法令(独占禁止法・不正競争防止法・景品表示法・知財に関する各法令等)や社会規範等のルールを遵守し公正な取引を行います。
私たちは、適切な時期に適正な企業情報を株主・投資家に開示し、また適時に積極的なIR活動を行う等、株主価値の向上に努めます。また、これらによる信任を得て株主・投資家に信頼される開かれた企業を目指します。
私たちは、会社と社員が誠実にそれぞれのなすべきことを実行し、なすべきでないことを決して行わない様に、規範や規程を遵守し、相互の信頼を確固たるものとし、会社と社員がともに成長し、夢が実現できる様な関係を築きます。
私たちは、会社として政治的に中立を保つことを大原則とし、贈収賄行為等を排除し行政当局とは、公正で健全な関係を保持します。
私たちは、事業活動が地球環境へ与える影響の重要性を認識し、環境基本法等の環境関連法令を遵守し、地球環境の保護に努めます。 また、よき企業市民として地域社会から信頼される企業を目指します。